洪水

関東、東北地方で、大雨による洪水などで多くの被害が出ている。大変、痛ましいことだ。
“大雨による洪水”と聞くと、何となく古くさい言葉のように聞こえるが、現在に至っても、”自然の脅威”は、克服できていないらしい。東日本大震災もそうだし、御嶽山も同じだ。しかし、”大雨による洪水”位はなんとか・・・と思ってしまう。
ただ、振り返ってみると、私が子供の頃は、”台風が上陸⇒甚大な被害”という考えがあり、仕方がないものという感覚があった。それから思えば、”何とかなるのでは”と思えるようになっただけでも、前進しているという事なのかもしれない。
福島の原発事故は、”天災ではなく人災だ”と言う意見がある。あの地震があれほど大規模でなく、津波の高さが実際より5~10m低かったとしても、同じ様なことが起きていたのではないかとも思えてしまう(そんなことは無いのだろうが)。にも関わらず、原発は再稼働されていく。一生懸命、自然災害による被害を小さくしようとしながら、その一方で、災害時の被害のポテンシャルを大きくしようとしているのでは無いだろうか。
もう少したてば、大雨が降っても洪水には成らない時代が来るかもしれない。そのとき、人にとっての脅威は、自然なのだろうか、それとも人自身なのだろうか。

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