時代について行けない人

CDが手に入りづらくなっている。周りにCDショップが無い。レンタル店でもCDのコーナーはどんどん縮小している。第一レンタル店が急速に減っている。世の中はダウンロードに、急速に転換しているようだ。私は未だ、ダウンロードで曲を買ったことが無い(ちょっと恥ずかしいが)。
ダウンロードの曲は、明らかに、CDよりもファイルサイズが小さい。私は長い間、家で聴くときは、CDその物、または、CDからリッピングした音楽をそのままコンポで聴き、外出時に、軽くBGMで聴くときには、mp3等ファイルサイズの小さい形式に圧縮して、携帯プレーヤーで聞いてきた。そんな私としては、どうしてもダウンロードしたファイルサイズの小さい曲は、廉価版というイメージ、もっとはっきり言えば”まがい物”というイメージがあって、お金を出して買う気になれない。
そんな思いの人が多いせいなのかは分からないが、最近は、ハイレゾが流行だ。ハイレゾとは、CDよりも高音質な音楽と言うことなのだが、技術的には、可聴帯である20Khz以上を含む曲と言うことだ。つまり、本来、人に聞こえるはずの無い音まで含めた曲と言うことだ。う~ん。人には聞こえないはずの音を含めたからと言って、高音質になるのか?あまり納得がいかない。しかし、評論家さんたちは、確かに違うと言う。感想はそれぞれだが、皆さん、高音質になっていると言う。そこは、凡人である私には良く分からないのだが、少なくとも、家で聴くときでもミニコンポ、外で聴くときは、周りと雑音と混じりながらのiPOD(完全に周りの音を消すと危険だからね)の私には、無用の長物と思われる。
はっきり言ってしまえば、CDから直接落としたファイルと圧縮を掛けたmp3等のファイルでも、私の音楽環境では、音の差を聞き分けることはでき無いのではないかと思う。つまり、客観的に言えば、この環境で音楽を聴く限りではダウンロードの曲でも十分と言うことだ。
理屈ではそうなのだが、そこがイマイチ・・・・割り切れない。
はじめからダウンロードで聞くのが当たり前だった最近の若い人には、こんな悩みは無いのだろう。今や、定額制でストリーミングで聴くのが当たり前になりつつある時に、CDが手に入りづらいことを嘆いているのは、2段階も時代遅れに見えるだろう。こうして、時代について行けない人が生まれる。時代について行けない人とは、決して、新しい状況を理解できない人とは限らない。以前の状況にドップリとつかり、その時の先端を走るあまり、”その環境に愛着がありすぎて捨てきれない。”そんな人も多いのでは無いだろうか?

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