シルバーウィーク2

秋分の日。天気は上々です(まだ、秋の空という感じでは無いけれど)。連休最終日の、リターンラッシュで幹線道路は渋滞するらしいですが、色々な施設もまだ混んでいるのでしょうか。日本の人口も減り始めていますが、まだまだ、連休のドット出には、インフラが対応できないらしい。少子化や地方の過疎化を危ぶむ声が多いですが、まだまだ人間はいっぱいいるらしい。
ところで、少子化の問題の一つで、年金制度の問題が挙げられるが、それは、大きな問題なのだろうか。今は、団塊の世代がどっさりと年金暮らしに移行してしまったために、少ない働き手で、多くの年金対象者を支えなくてはならないが、20年位たって、団塊の世代が続々と逝ってしまえば、ある程度落ち着くのでは無いだろうか。まあ、実にいい加減な考えなので、間違っているかもしれない(いや、確実に間違っているだろう)。
一方、人口減少は、確実に実際のものになっていくのだろう。夫婦二人で、二人以上の子供を産まないのだから、これは分かりやすい。でも、これは問題なのだろうか。世界には、日本などよりもっと広大な国土を持ちながら、人口は、半分以下なんて国は、沢山ある。連休で、あっという間にインフラがパンクしてしまうなんて、どう考えても人が多過ぎると言うことではないだろうか。経済力が低下すると言うが、GDPにしても、確かに総数は低くなるが、一人当たりにすれば、分子も減るけど、分母も減るので小さくならないと思う。中国が、日本を抜いてGDP2位になったことを嘆く人がいるが、国民の数を考えれば、当然のことだ。中国人みんなが、今の日本人並の生活をするようになれば、GDPは、当然10倍以上になる。ミクロに見れば、過疎地に取り残される老人の問題や、空き家の問題等もあるかもしれないが、マクロ的に見れば、多すぎる人間が減るのだから、良いことなのではと考えてしまう。
ま、素人の考えなので、責任はとれませんが。

シルバーウィーク

シルバーウィークなんて知らなかったが、どうも、毎年あるわけでは無いらしい。次は10年ほど先だとか。今や、連休はあまりありがたくない。道は混むし、色々な施設も人で溢れる。元来、人混みは余り好きでは無いので出かけるのが億劫になる。何しろ、公園でも、山でも海でも、さらに、町中のカフェなんかも、休日となると、平日と比較にならないほど混む。サラリーマンも学生も子供も休みなのだから、当然と言えば当然なのだが。そんな大騒ぎの中、忘れてしまいそうだが、敬老の日が入っている。
敬老の日とは、書いて字のごとく、お年寄りを敬う日だ。法律上では”多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う”日らしい。私たちは、チャンと理解しているだろうか。時々、メディアで、”お年寄りを大切にしましょう”とかいうが、大切にすることが敬うことなのだろうか。昔のドラマで”人間は、してきたことで敬意を表されてはいけないのか。耄碌バーさんも、立派に何人もの子供を育ててきたということで敬意を表されてはいけないのか。”と言うセリフがあった。ちゃんと生きてきた、長い人生を全うしてきたということが、敬意に値するということなのだろう。
大切にするということが本当に、敬うことだろうか。敬うというよりも、気の毒との思いやや、同情に近いのではないだろうか。敬うということは、自分と同等かそれ以上と思うことだ。今や、体力も衰え、頭の回転も遅くなった人を目の当たりにして、敬う気持ちを思い起こすのは結構難しい。ましてや、その人が今まで生きてきたということだけで、敬う気持ちになるのは、かなり難しい。しかし、よく考えれば、人類は、過去に生きてきた多くの人々の人生を、長くつなぎ続けてきたことにより、繁栄してきた。同じドラマで、”その老人は、子供のあんたが転んだ時に、抱き起してくれた人かもしれない。”と言う言葉が、印象的だ。私たちは、今の自分につながる過去というものを、歴史というものをもっと良く理解しなければいけないのかもしれない。
私もそろそろ、敬老の日に大切にされる対象になりつつある。いや、見る人から見れば、とっくの昔の対象なのかもしれない。しかし、未だに私は、若い人に負けず、死ぬ直前までバリバリと活動している自分を夢見てしまう。まだまだ、私も、老いるということが分かっていないのかもしれない。

憧れの”的”

最近、テレビで喫煙のシーンが復活しつつある。一時期は、全く皆無と言って良いほど放映されなくなった喫煙シーンだが、どう考えてもおかしいだろうという場面(例えば、過去の喫茶店の場面)当たりから復活している。現在でも、分煙ということで、喫煙室があるところが多くあるのだから、テレビで、全く喫煙している所が写らないのは不自然だろう。
数十年前は、喫煙は格好いい大人の象徴の一つだった。テレビや映画で、人気俳優が、少し煙たげにたばこを吸い、ポイッと吸い殻を投げ捨てて歩き出すみたいなシーンが多く見られた。未成年を含めて、多くの若者が、そんな人気俳優にあこがれて、たばこを吸い出したと思う。
しかし、今や、喫煙率は20%を切り、30%そこそこだそうだ。私は、この30%の中に入っている。もう、40年近い付き合いだ。
先日、主演の男優が、喫煙所でたばこを吸うシーンを、結構な回数写すドラマを見たが、ここまで来たかと思うと同時に、何となく、うざったさを感じた。たばこを吸う私でさえもこうなのだから、最近の若い人は、たばこを吸うことに、全く、憧れのようなものを感じないのだろう。今となってみれば、あの頃、何故あれ程かっこよく見えたのか、良くわからない。
私がたばこを吸い始める動機には、確かに人気俳優の格好良さへの憧れがあったかもしれない。しかし、それよりも、”大人のしぐさ”への憧れであったように思う。たばこを吸う場面で良く思い浮かぶのが、片手にたばこを持ち、もう片方の手に、ロックグラスに入ったウイスキー(これも今やあまり流行らないらしいが)を持つ絵だ。こうすることが、大人になったことの証であったような気がする。
今思えば、全くくだらない、おかしな考えだ。今の、若い人には何故それが、大人への憧れ”の象徴となるのか、全く理解できないだろう。さらに言えば、今の若い人は、”大人への憧れ”などという気持ちも理解できないのかもしれない。早く”大人”になりたいと思わない者にとっては、”大人のしぐさ”など、全く意味を持たない。”大人”になるということが、希望的な光に見えない時代に、人は、何に憧れて歳を重ねていくのだろう。

安保法案

安保法案の審議が終盤を迎えている。取りあえず明確にしておくが、私は反対の立場だ。今更、他国を武力で攻める姿勢を強化するのは時代遅れだ。武力を持って、他国を押さえ込むことを是とする国は、世界中に沢山ある。それらの端っこの方に名を連ねても何の意味も無い。武力でないもので戦うことに、この国の存在意義がある。そう考えている。しかし、今回の法案は、きっと、通ってしまうだろうとも思っている。非常に残念なことだ。
自分の思った通りにならないことは、良くあることだ。戦いに負けたとき。有無を言わさず力で押さえ込まれたとき。能力不足で失敗したとき。相手(回り)に理解されなかったとき。そんな時は、私は、思い通りにならなかったことを、もう一度しっかり見つめ直し、確実に頭の中に刻みつけ、次の機会を待つことにしている。執念深く待つことにしている。待つ間、思い通りにならなかった原因を分析し、対処策を考え、修正しながら、執念深く次の機会を待つことにしている。2度と再戦の機会は無いかもしれないが、それでも、執念深く次の機会を待つことにしている。
とは言え、私は、元来、ずぼらで、いい加減な人間だ。結局のところ、大部分の執念は、長い時間の流れの中に流してしまった。結局のところ、今、手に残っている執念はいくつも無い。
だから、今回の安保法案が通ってしまっても、いかなる武力も許さないと言う考えは、変わることは無い。

長年の趣味

PCを使った曲作りは、もう20年程に成る趣味の一つだ。これほど長く続いている趣味は他に無い。とはいえ、忙しい仕事の合間ゝにチョコチョコと続けて来たと言うだけで、その上達度は、全くもって僅かなものだ。元来、コツコツとやることが苦手な性分のため、基本が積み上がっていない。未だに、楽器は全く弾けるものが無いし、音楽理論も全然、身についていない。
そんな私でも、長く曲作りを趣味としてやってこれたのは、PCとその上で動くソフトの、めまぐるしい発達に依るところが多い。実際、いくつかのソフトが無ければ、4小節も作れないのが、実情だ。それでも、複数のソフトを駆使して時間をかければ、ある程度聞ける曲を作ることができる。また、数年前から、歌声合成ソフトが急激に広まったおかげで、今や、PC一台で、ボーカルを含めたまでの、曲を作ることが、ある程度簡単にできるようになった。さらに、iTunes等のネット配信の普及により、全くの素人でも、全世界に向けて、自分の曲を売り出せるようになった(売れるかどうかは別問題として)。これは、私がこの趣味を始めた頃から思えば、ものすごい変化だと思う。

最近、インターネットの急激な普及、拡大により、様々な問題が取り糾されている。確かに、これに起因した、モラルの無い行動や、犯罪等が多くなっている。私がPCを使った曲作りを始めた頃から今に至るまでの、PCや、ネットに関する技術の変化、革新はものすごいものだ。世の中では、これを簡単に”進化”と呼び賞賛する。しかし、これら、大きな変化は、人がどのように使いこなしたかによって、”進化”と呼ぶべきか、”退化”と呼ぶべきかが決まるような気がする。
果たして、私たちは世界を、”進化”と呼べるように変えてきているだろうか。

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